3月例会

「組織を活性化させる!より良い組織運営のために!」

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事業目的

ファシリテーションについての講義やオリエンテーションを通じ、リーダーに求められるメンバーの活動に対するコミットメントを深め、アイデアを引き出す、といった、ファシリテーション・スキルの体得を目指します。

この研修を通じて、的確な状況把握、柔軟かつ迅速な決断など、リーダーに必要とされる能力について考察を深め、自己を知り、リーダーシップについて各々が気づきを得ます。

事業内容

講師によるファシリテーションについての講義と研修を行います。

〜講義と研修の流れ〜

  1. 講師によるファシリテーションについての講義
  2. 「良い会議とは」ディスカッション
  3. みんなで意見を出し合う「エクササイズ」
  4. “ファシリテーション”ゲーム
  5. 講師による総括
ファシリテーションとは? (Wikipediaより)

ファシリテーション(facilitation)とは、「促進する」「容易にする」「円滑にする」「スムーズに運ばせる」というのが原意です。

人々の活動が容易にできるよう支援し、うまくことが運ぶように舵取りするのがファシリテーションです。

具体的には、集団による問題解決、アイデア創造、合意形成、教育・学習、変革、自己表現・成長など、あらゆる知識創造活動を支援し促進していく働きを意味します。

またその役割を担う人がファシリテーター(facilitator)であり、日本語では「協働促進者」または「共創支援者」と呼びます。

分かりやすく言えば、裏方で黒子のリーダーです。会議で言えば、メンバーの参加を促進し、プロセスの舵取りをする人がファシリテーター(進行役)です。

事業報告

L&H創造委員会 委員長 倉澤 俊之

昨今、市民討議の場などでは、ファシリテーションというスキルが、市民から寄せられた様々な意見やアイディアをまとめる会議運営の一つとして注目を集めています。

リーダーとなる人に求められる要件には、組織内の「アイディア」、「やる気」を引き出し、グループの総意をまとめてゆく能力があげられます。

今回当委員会では 「組織を活性化させる!より良い組織運営のために〜ファシリテーション」と題し、講師にVibrant Edgeの山田幸恵様をお迎えし、ファシリテーションに関する講義と、研修を行いました。

講義は講師の山田様の絶妙な「アイスブレーキング」から始まりました。まずオブザーバーとして今回JCの例会に参加していただいた高橋秀樹様への言葉の投げかけ(ストローク)で場の緊張感を紐解いていただきました。さらにメンバー2名ずつを向き合わせ、「今週あったこと」について1分間お互いに話を聴きあうという手法で、この研修への参画に対するモチベーションを一気に高め、同時に相手の話を聴くこと、心を傾けることの重要性を示してくださいました。

そして6名ずつのグループに分かれ、「悪い会議とは?」という題でポストイットを使ったKJ法の研修を行い、そこで得た結論を裏返して「良い会議とは?」を考察しました。

さらに、今回の目玉となる「ファシリテーション・ゲーム」を行いました。

各グループに三角形やひし形、台形などの様々な形状の多数の紙片が配られ、それらを皆で振り分け、組み立て、最終的には6名各々が同じ形を作り出すというもので、作成時のコミュニケーションを「相手に無言で自分の持っている紙片を差し出すのみ」という条件下で行いました。

最終的にファシリテーション能力の高いグループが勝つゲームなのですが、悪戦苦闘を繰り返すメンバーの顔が楽しそうなのが大変印象的でした。

研修中はメンバー各々から活発な意見が飛び交い、笑顔の溢れる素晴らしいものとなりました。オブザーバーの高橋様にも楽しんで積極的に参画して頂けました。

最後に講師の山田様による総括では円滑な組織運営において、またよい会議を実現するためにファシリテーターにとって重要な3つの要素についてお話をいただきました。

1つは参画者全員の総意を汲み取るために相手への言葉の投げかけや問いかけである、「ストローク」です。
2つめは組織全体、会議の流れ全体、参画者の心を見渡せる広い視野、「目線」です。
もう一つ3つめは参画者に対する思いやり、「マインド」です。

どれも私たちがリーダーシップや人間力を考える上で、大切にしなければならないものばかりだと感じました。

今回学んだことを各々の日常生活や社会での活躍の場に活用していただければ幸いです。

今回は講師の山田様の素晴らしい講演と研修に助けられ、いい例会になったことと自負いたしております。これもひとえに委員長として未熟な私をささえてくださった皆様のおかげです。

皆様、本当にありがとうございました。

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